誰も守ってくれない
f0166497_21505729.jpg 先に放送された「誰も守れない」は観ずに正確に言うと観れずにこの映画を見てきました。感想としては、もう少しストーリー全体を突き詰めて欲しかったと感じた。現代社会の歪み、被害者と加害者の家族の立場、裏切り、マスコミの過熱報道、ネット世界のいびつさをテーマにした作品であり、現代社会においても殺人事件や凶悪犯罪で被害者がマスコミにより犯人扱いされるケースはこれまで多々あります。この作品においても警察の在り方、マスメディアの在り方、更にはマスメディアの過熱報道の問題を、わりとあっさり流される所はフラストレーションさえ溜まる。かと言ってフラストレーションを吐き出すスキッリしたシーンさえもない。ついつい叫びたくなる衝動を抑え心の中で叫んでいた。よくよく考えたらこの時点でかなり入り込んでいますね。

 もう1つのテーマになっているネット世界の歪みや暴力です。
パソコンが急激に普及した今、ネット社会において、ついつい意識の低さがもたらす他人への陵辱は、それはナイフで人を殺すことよりも遙かに残酷で、理不尽で唾棄すべき犯罪ではないでしょうか。この映画でもテーマの半分以上はその部分に注がれています。昨今未成年者のネット暴力でのいじめが発端で自殺者も増えている現状がある中、ネット世界での加害者家族や関係者に対して糾弾する不当な暴力は現代社会において一番の問題点であり、映画を通して伝えたい事だったのではないだろうか。
とは言え、作品においてはネット問題の部分をもう少し簡潔にして欲しかったっと思うのが正直なところ。そして最後に映画を見終わって思った、問題が何一つ解決してない。と。

これは私達に向けた沢山の課題とメッセージを残していると思います。それは人によって感じ方も違えば考え方も違うでしょう。この問題をどう捉えるか?という意味でも、良い作品だと感じました。
最後に一言...「背筋が凍るね〜」

*松田龍平の少しクレージーな要素を含んだ演技は好きだなー...
[PR]
by fct_12pride | 2009-02-03 21:53 | CINEMA
<< PHOTO
PageTop
PHOTO >>